オフキャンパスにおけるベンチャーエコシステム整備事業の開始を決定

2018年12月10日
国立大学法人東京大学産学協創推進本部
 
 
オフキャンパスにおけるベンチャーエコシステム整備事業の開始を決定
 
 
東京大学では、本学の研究・教育成果の事業化を目指すベンチャー企業に持続的な支援を行っています。関連ベンチャーは累計335社に達しており、年間30社~40社程度の起業が今後とも見込まれるため(2018年3月時点)、本郷キャンパス、駒場IIキャンパスに整備されている0.36ヘクタール(延床面積ベース、2018年3月時点)のオンキャンパスインキュベーション施設について、2019年までに1ヘクタール以上の規模に拡充する方向で整備を進めています。本年10月には本郷キャンパス内に0.36ヘクタールの新しいインキュベーション施設を整備したところですが、本郷キャンパス内の新しいインキュベーション施設もほぼ満室となり、今後整備予定の柏地区の施設も既に相当程度の引き合いがあるなど、オンキャンパスのみでは不足が見込まれております。
さらに、ベンチャー企業が形成される前段階でのプレインキュベーションの支援施設のニーズが高まっていることから、支援検討を行ってまいりました。
旺盛なベンチャー設立の需要に対応すべく、今後は学内のみならず、キャンパス周辺の学外(オフキャンパス)においても東大のベンチャーエコシステム整備事業の施設展開を図っていきたいと考えております。オフキャンパスについても、インキュベーション、プレインキュベーション施設、あるいはEXITを前提としない長期戦略を志向するベンチャー企業のための施設をあわせて、キャンパス内と同程度の需要を想定して施策を展開していく予定です。
具体的には、本郷キャンパス周辺地域において、東京大学の上記関連施設の設置に協力いただける方々や企業等の組織との間で、積極的連携を図り本事業を進めてまいります。
詳細な協力内容、条件等は個別に決定していきますが、双方合意の上、東京大学のベンチャーエコシステム整備事業の一環として事業展開することを検討していきます。
なお、現在東京大学のベンチャーエコシステム整備事業に共通するブランド戦略の検討を行っており、ブランドロゴも開発中です。このブランドロゴは、東京大学自身のインキュベーション施設等で使用するほか、オフキャンパスのインキュベーション施設提供事業者等にも一定の要件の下、使用を認めていくことで、オンキャンパス、オフキャンパス共通の東京大学関連ベンチャーインキュベーション機能の普及を図る予定です。
 
 
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