東京大学 Spring Founders Program 2026
春休みの期間中 (2026/1/27 - 3/24) 、東京大学産学協創推進本部 (東京大学本郷テックガレージ) では、技術プロジェクトや製品開発への支援を行う Spring Founders Program (以下、「SFP」) を実施します。
※本プログラムは、オフラインとオンラインを組み合わせた開催となります。また、プログラムの内容は変更の可能性があります。
応募フォーム ※締切は 2026/1/7 (水) 23:59 (JST) まで
SFPは下記のような特徴をもったプログラムです。
本プログラムにチームが採択された場合、たとえば以下のようなことが起こります。
- 期間中、自分の好きなメンバーとプロジェクトに取り組むことができます
- 誰かが用意した課題や社会的に正解とみなされている課題を解くのではなく、自分たちで選んだ課題を解決するために、自分たちでプロダクトを作ることができます
- 返済義務のない活動資金の提供を受けて開発を進めることができます
- 単なる技術的挑戦をするだけではなく、実際にユーザーや社会に対してデプロイする (展開して実運用する) 挑戦ができます
- SFP に採択されたみなさんは、開発とデプロイを通して、多くの学びそして自分たちと同じように高い山に登ろうとする仲間が得られます
プログラムの最後には、エンジェル投資家や技術系 OB/OG を呼んだクローズドな発表会を行います。そのあと、みなさんがその技術プロジェクトを続けるか、そこでやめて新しい技術プロジェクトに取り組むか、または全く新しいことに時間を使うか、すべてはみなさんに委ねられています。
【説明会】
12/11(木)および12/23(火)の12:15-12:45でSFPの簡単な説明会を行います。希望される方は下記リンクよりお申し込みください。※参加/不参加が採択に影響することはありません。
プログラムへの思い/ プログラムの特徴
このプログラムは「実際にプロダクトを開発していく過程で」「失敗を通じて」「学ぶ」ことをみなさんに勧めるプログラムです。
多くの新製品と同じように、挑戦的なプロジェクトの多くは失敗します。挑戦的なプロジェクトは当然世間から逆風を受けます。電話が開発された当時、「鉄の塊に喋るなんて人と人との会話の威厳がない」という批判がありました。多くの革新的なテクノロジーには社会に浸透するまでに数多くの抵抗があり、あるべき形での普及に数十年近くかかることが普通です。このプログラムでは東京大学という場所で挑戦すべき野心的なプロジェクトを求めています。ただし、その挑戦の過程で多くの失敗に直面することになると思います。
しかし、このプログラムでは失敗しても構いません。そもそも大学という場所は「わからないこと・できないこと」に心置きなく正対することができる場所であり、そうしたことを楽しむ人々の共同体です。また、クローズドな環境で、雑念なく開発に集中することができます。同じように野心的なプロジェクトに取り組む仲間や先輩・後輩がいます。挑戦を続ける限り、提供資金の返済義務は負いません。
このプログラムは活動量と活動プロセスを最大限重視しています。プログラム内で活動の仕方を体得することでその後の活躍をしている先輩も多くいます。挑戦的なプロジェクトで試行錯誤するうえで、ある程度の活動量は必須となりますが、発表会での完成や成果を求めるものではありません。むしろ、検証活動を通じてプロジェクトアイデアが変化することを奨励しています。
自分たちの技術プロジェクトをやり遂げ、世の中に出して社会に問うてみることは、貴重な経験と大切な仲間を得られる機会です。その挑戦を私たちやサポーターは支援します。
ご応募をお待ちしています。
提供するもの
- 作業場所 (ディスプレイや各種工作機械など)
- ガレージ出身者への技術相談
- 同じプログラムに参加する切磋琢磨できる仲間
- プログラム期間中の活動資金 (30 万円程度。プロジェクトの性質やご希望を伺ったうえで決定します)
提供する工作機械や環境は 本郷テックガレージの Web ページをご覧ください。
本郷テックガレージは、皆さんが技術プロジェクトに集中できる環境と、開発速度を上げるための支援を提供します。
応募条件
- 東京大学の現役学生 (学部生、修士課程、博士課程) がリーダー (またはリーダーのうちの1人) であるチーム。もしくは東京大学の現役学生 (学部生、修士課程、博士課程)である個人。チームの場合、代表者は必ず東京大学の現役学生にしてください
- チームに最低1人以上のエンジニアがいるようにしてください (技術者は多ければ多いほど望ましいですが、昨今の特にソフト面での開発ツールの発展に鑑み、2025年度春バッチより1名での応募も可としました)
- 特別の理由がない限り、メンバー全員が毎週火曜日の定例会に参加してください
- 中間発表 (2月17日 (火) を予定)、最終発表会 (3月17日 (火) を予定) にチームから最低1名は参加してください
- 自チームおよび他の参加者の安全を重視して活動すること(感染症、工作機械利用等)
- なお、すでに起業しているチーム・社会人主体のチームは応募できません。また、インターン先での技術プロジェクトもお断りしています。
応募から開始までのプロセス
全ての応募者に対して、1月12日 (月)まで に、書類選考に関する通知と、面接日 (1月16日 (金)) の時間調整に関する連絡を行います。
プログラムは 1月27日 (火) から開始、3月24日 (火) に終了となります。
面接について
面接は 1 チーム約 20 分で行われます。内訳は 3分の説明と 15 分の会話を想定しています。
できれば会話を中心に面接を進めていきたいと考えています。
説明資料の準備等は不要です。ただし資料がないと分かりにくいアイデアであれば資料をご用意いただくことをお勧めしています。また、スライド資料ではなく、スケッチやプロトタイプ、デモなどを用いても構いません。
※Zoomでのオンライン面接を予定しています。
募集するアイデア
SFPも10年目を迎えました。改めて、「秘密基地だからこそ」できるアイデア、人の目を気にしすぎることなく野心的でIconoclasticなプロダクトを自由に作ってください。下記リンクにアイデアの参考材料を記しています。これは採択のための絶対的基準を示すものではありません。挑戦的なアイデアには本質的に不確実性が備わっているため、評価者の判断が誤っていることが多々あります。
SFP募集アイデアに関する期待
※一度目を通していただいていることを前提に審査を行います。
過去の実績
今までに行なった Founders Program には過去300以上のプロジェクトが参加してきました。採択されたプロジェクトにはその後、コンテスト受賞、外部資金の獲得、テックスタートアップの設立、海外イベント出展や学会採択などしたものが含まれています。SFPでは、それらを通過点とするような、みなさんからの挑戦的なアイデアを求めています。
主催: 東京大学 産学協創推進本部
池内 泰大 (主運営)
東京大学産学協創推進本部スタートアップ推進部ディレクター。本郷テックガレージ/アントレプレナーシップ教育担当。京都大学大学院文学研究科修了(西洋古代哲学)。ハイテク・ハイグローススタートアップにおける倫理学研究で博士 (工学)取得 。東北大学にて5年間に渡り教員・学生へのスタートアップ創出支援を行ったのち、2025 年 4 月より現職。著書(翻訳・補論)に『アントレプレナーシップ教育の倫理的ジレンマ 大学における起業家教育の現在地とこれから』。
馬田 隆明
東京大学産学協創推進本部スタートアップ推進部ディレクター (FoundX/アントレプレナーシップ教育担当) 。University of Toronto 卒業後、日本マイクロソフトでの Visual Studio のプロダクトマネージャーを経て、Microsoft Ventures に所属。2016 年 6 月より現職。 スタートアップ向けのスライドなどの情報提供を行う。著書に『成功する起業家は「居場所」を選ぶ』、『未来を実装する』、『解像度を上げる』、『仮説行動』。
長谷川 克也
東京大学産学協創推進本部スタートアップ推進部 シニアアドバイザー。東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了後、松下電器産業株式会社 (現:パナソニック株式会社) 半導体研究センターにて研究開発に従事。 Panasonic Technologies社 半導体研究オフィス室長、Panasonic Ventures を経て Venture Connection, LLC 社を設立。2009 年 5 月より現職。著書に『スタートアップ入門』。
菅原 岳人
東京大学産学協創推進本部スタートアップ推進部ディレクター (インキュベーション/アントレプレナーシップ教育担当) 。東京大学産学協創推進本部スタートアップ推進部ディレクター (インキュベーション/アントレプレナーシップ教育担当) 。東京大学大学院経済学研究科企業・市場専攻修士課程修了後、アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティングサービス株式会社 (現日本IBM) コンサルタントを経て、2009 年 3 月より現職。学生のものづくり支援プログラム”100program”も担当。
協賛
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 (IPC)
東京大学エッジキャピタルパートナーズ (UTEC)
FAQ
採択チーム数は何チームですか?
20チーム程度が上限となる予定です。
他のコンテストに出したものも応募できますか?
はい、応募可能です。
ここで作ったものを他のコンテストに出すことは可能ですか?
はい、可能です。むしろ推奨しています。
以前作っていたものや、本郷テックガレージの既存プロジェクトと同じもので応募しても良いですか?
はい、可能です。ただし、過去の Summer Founders Program や Spring Founders Program に参加したプロジェクトと同一のテーマではご参加いただけません。
留学生も参加できますか?
はい、可能です。
資金はいつ入りますか?
支援資金は段階的にお支払いします。ただし初期費用が大きくかかる物がある場合は先にお支払いします。
途中でドロップアウトすることは可能ですか?
可能です。プロジェクトが失敗すること自体は構いません。ただ学びのある失敗をするように努力してください。
学振を取っていますが、参加可能ですか?
本プログラムの活動費は人件費としてではなく調査費もしくは経費として提供されるものです。学振の研究専念義務と照らしあわせてご考慮ください。
他の活動やインターンと並行して受けられますか?
はい、可能です。ただし出来る限り多くの時間を自分自身のプロジェクトに使うことをお勧めしています。期間中の時間の使い方の詳細は面接の際に伺わせていただきます。
どの程度の時間を使うことを想定していますか?
支援対象となる方は、極力多くの時間を自分自身のプロジェクトに当てていただくことを想定しています。
起業や会社設立が必須ですか?
いいえ。本プログラムは技術プロジェクトや製品開発を行なうプログラムですので、プログラム期間中の起業や会社設立は推奨していません。
詳細なビジネスプランは必要ですか?
いいえ、必要ではありません。ただし初期ユーザーの課題を理解し、自分たちのプロジェクトの提供できる価値については考えていただきます。
サービス業や小売業は可能ですか?
はい、可能です。ただし労働集約的なアイデアではなく、テクノロジが関わることを必須としています。
応募を修正できますか?
修正はできません。同じメールアドレスで再度提出してください。最新のものを考慮します。
複数応募は可能ですか?
いいえ、できません。代表者一人につき一つのアイデアの応募のみとなります。ただし、代表者が他のチームのメンバーとして参加したり、メンバーの内の一人が複数のチームにメンバーとして参加したりすることは可能です。
採択チーム数は何チームですか?
極力多くのチームを採択したいと考えています。ただし 20 以上のチームを採択する予定はありません。
チームでの参加が必須ですか?
いいえ、必須ではありません。ですが、理想的には 2, 3 人のメンバーでチームを組んでの参加をお勧めします。
採択されたプロジェクトやチームメンバーの発表はありますか?
採択者の皆さんが強く希望しない限り、採択したプロジェクトの内容については告知を行いません。なので、仮に失敗しても、自分たちの失敗が広く知られることはありません。法人化は必要ではないので、失敗すればただの学生に戻るだけです。
採択されなかった理由を教えてくれますか?
詳細な理由は開示していません。ただし、ご希望に応じて審査員のフィードバックを共有させていただくことがあります。また、不採択を個人的な拒否やアイデアの否定と受け取らないでください。 初期のスタートアップの判断は投資家側が間違っていることも多々あります。
どの程度できあがったアイデアが必要ですか?
どのような段階のアイデアでも構いません。プロトタイプがない段階でも受け付けていますし、思いつきのアイデアでも結構です。アイデアは作りながら変わっていくものだと考えているので、プログラム期間中に変わることも許容しています。必要に応じてサポーターと一緒にアイデアを考える時間も用意します。初期のアイデアはあくまで一つの評価基準であり、採択はアイデアやチームなどを総合的に考慮して行います。
同じ産学協創推進本部が主催する「100 Proram」を知りました。SFPと100 Programはどう違いますか?
100 Programは、「アイデア・技術・チームがない」という学生のためのプログラムとなっています。チームが無い場合や、開発力に不安がある場合などは、100 Programへの応募をご検討ください。一方、SFPは、チームでの応募を推奨しています。また、技術力・開発力もあればあるほど、プログラムに参加して「学び・得るものが大きくなる」と考えています。なお、SFPの選考を通過しなかった場合も、100 Programに応募可能です。ですので、もしSFPの要件に該当する場合は、まずはSFPに挑戦してみてください。
応募フォームのフォーマット
以下の項目を伺います。ローカルで下書きしてからオンラインで投稿すると安心です。
応募フォーム
- 代表者のメールアドレス
- チームメンバー (名前、メールアドレス、大学と学部と学科、年次の順)
- チームメンバーの関係性を教えて下さい
- プロジェクトのアイデアの詳細
- 作るものを一言でいうと
- なぜこのアイデアを選んだのですか? なぜあなたなのですか? (専門性などがありますか?) なぜ今やるべきだと思いますか?
- 期間中のゴールを教えて下さい
- 補助金としてどの程度の予算を希望しますか?
- 過去の技術プロジェクトの経験
- SFP 期間中、既に他の予定が入っている場合は、その概要を教えてください
- なぜ応募しようと思ったか簡単に教えてください
- SFP をどこで知ったか簡単に教えてください
お問い合わせ
お問い合わせは techgarage@ducr.u-tokyo.ac.jp までメールにてご連絡下さい。できる限り質問は具体的に記載してください。


