集めないビッグデータコンソーシアム

コンソーシアムの活動は2015年9月をもって終了致しました。
10月5日に開催致しました成果報告会でのプレゼンテーション資料
及び活動成果報告書は以下からダウンロードしてご覧いただけます。

 

 1.活動成果報告会のプレゼンテーション資料

 基調講演:CBMヘルスケアイノベーション IWAOモデル  PDF
 コンソーシアム全体の活動報告  PDF
 ワーキンググループ1 活動内容  PDF
 ワーキンググループ2 活動内容  PDF

 
 2.活動成果報告書

 集めないビッグデータコンソーシアム 成果報告書
   -パーソナルデータエコシステムの実現-
 PDF

1.統括リーダ挨拶
2.活動概要
3.ワーキンググループ構成
4.活動期間
5.メンバー (2015年4月1日現在)
6.活動状況

1.統括リーダ挨拶

 個人データを含むビッグデータの活用を拡大して産業や文化の振興を図るには、個人が本人のデータを自分のメリットのために自由に他者と共有して活用できることが不可欠です。そのためには個人データを本人が管理する必要があり、それが簡単にできるような仕組みが必須であることは言うまでもありません。東京大学では、その仕組みとしての「分散PDS」について研究してきました。本コンソーシアムでは、その成果を広く共有して発展させ、新たなサービスやルールを生み出す基盤を構築したいと考えております。ご興味をお持ちの方々にはぜひご参画下さいますようお願いいたします。

2.活動概要

 様々な情報がビッグデータとして収集・分析されるようになった現在、個人データの管理が大きな注目を集めています。特に、データの集中管理に起因する大規模な情報漏洩が社会問題になっています。これに対して、各個人が本人のデータを電子的に保有し、自分の利益を高めるようにそのデータを自律的に流通させることができれば、利活用の面でもリスク管理やコストの面でも大きなメリットが生まれます。

 東京大学では、このようにデータを個人に分散して管理することにより個人データを安全かつ効率的に流通させ効果的に活用するための「分散PDS」の研究を進めてきました。この「分散PDS」の普及により、個人の尊厳を担保するだけでなくビッグパーソナルデータの利活用を促進し、日本の産業や学術を大きく飛躍させられるものと期待されます。この展開を加速するため、「集めないビッグデータコンソーシアム」を2014年10月に設立し、「分散PDS」を活用するためのシステムモデルやその社会受容性について、ワーキンググループごとの討論や全体会議での議論を通して検討を進めております。

3.ワーキンググループ構成

1)ワーキンググループ1(WG1) 「分散PDS」のシステムモデルを検討。

 「分散PDS」により個人が事業者と直接的関係を結ぶ基本モデルとその関係を仲介するメディエータを基本モデルに付加した拡張モデルのアーキテクチャを設計します。

2)ワーキンググループ2(WG2) 「分散PDS」の社会受容性を検討。

利用者のプライバシ意識を適切に反映した「分散PDS」独自の(同意取得、消去・第三者提供等に関する)データ利活用ルールの策定、その法制度や国際標準への反映などを推進します。

4.活動期間

2014年10月~2015年9月

5.メンバー (2015年4月1日現在)

1)学側メンバー

 ①統括リーダ 

  東京大学 大学院情報理工学系研究科 ソーシャルICT研究センター 教授 橋田浩一

 ②学側メンバー

東京大学 大学院情報学環 教授 須藤修
東京大学 空間情報科学研究センター 教授 柴崎 亮介
東京大学 先端科学技術研究センター 教授 森川 博之
東京大学 情報基盤センター 教授 中川 裕志
東京大学 大学院工学系研究科 特任准教授 美馬 秀樹
東京大学 大学院情報学環 教授 橋元 良明
東京大学 大学院法学政治学研究科 教授 宍戸 常寿
東京大学 大学院情報学環 特任講師 生貝 直人
文教大学 情報学部 専任講師 加藤綾子

2)企業メンバー

日本電気株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社
アンリツ株式会社
シナジーマーケティング株式会社
大日本印刷株式会社
株式会社インテージホールディングス
アセンブローグ株式会社
 

3)特別メンバー

一般財団法人日本情報経済社会推進協会
地方公共団体情報システム機構
中日本高速道路株式会社
株式会社ゼンショーホールディングス
株式会社ルネサンス
埼玉県立総合教育センター
社会福祉法人恵信福祉会
川崎市
株式会社ジェイアール東日本スポーツ
 

4)事務局

東京大学 産学連携本部 プログラムオフィサー 飯山裕 筧一彦

6.活動状況

「集めないビッグデータコンソーシアム」成果報告会-パーソナル データエコシステムの実現-

 本報告会では本活動で議論をもとに、パーソナルデータエコシステムを実現するための分散PDSのあるべき技術仕様を 明らかにしつつ、分散PDSを活用したサービスモデル例、更にその社会受容性に関し、活動 の成果をご報告させていただきます。
・日時:2015年10月5日(月)13:30~17:00(懇談会 17:30~19:30)
・会場:
 (報告会)東京大学本郷キャンパス 工学部2号館 1階 213号室
 (懇談会)東京大学本郷キャンパス 工学部2号館 12階会議室4
・参加費:報告会:無料、懇談会:2,000円
・要事前申込(定員180名)

 

 

1)キックオフ シンポジウム

 2014年10月15日

2)全体会議

第一回 2014年10月27日
第二回 2014年11月19日
第三回 2014年12月11日
第四回 2015年1月19日
第五回 2015年2月18日
第六回 2015年3月11日
第七回 2015年4月21日
第八回 2015年5月14日
第九回 2015年6月9日
第十回 2015年7月14日
第十一回 2015年8月18日
第十二回 2015年9月18日

 

3)集中検討会

 2015年9月4日~9月5日

4)成果報告会

 2015年10月5日