産学イノベーション推進部は、本学の研究成果の事業化支援プログラムの推進、及び 「オープンイノベーション機構マネジメント部門」と連携した事業創生につながる、エコ システム型のイノベーションモデルの設計や多様な出口戦略の創出などをミッションとし ております。その一環として進めている事業をご紹介します。
研究成果の事業化推進プログラムの運営
本学の研究成果の事業化・実用化にむけて、以下のようなプログラムが展開されてい ます。弊部ではこれらの募集・採択等の手続、及び採択後には情報提供やアドバイスな どの支援を行い、実証研究の進展をサポートしています。さらに、これらの成果が有効 に社会実装されるよう、事業創生にむけた企業との連携促進などに取り組んでおります。
・「産学協創ベンチャー創出プログラム」は、将来有望な事業または新しい事業の立ち上 げを見据え、研究成果
の実用化を目指して企業と本学研究者とが共同で行う実証研究 に支援を行う事業です。対象は、共同研究に
よって生み出された知的財産等を基にしたカーブアウトベンチャーの創出、あるいは、大学の知的財産と企業
のシーズ(知的 財産、技術、企画、人材、設備等)をマッチングした新規事業(JV)の創出を目的とする実証
研究で、研究経費を補助しています。
・「東京大学 GAP ファンドプログラム」は、研究成果の事業化を推進するための学内助 成制度です。本学研究者
が、事業化を視野に入れ、研究成果の実用性検証・向上(PoC =Proof of Concept)を目指して行う実施課題
に対し、必要な費用の助成、並びに助言等の支援を行っています。
・「東京大学新型コロナウイルス感染症対策実用化研究助成」は、新型コロナウイルス感染症対策となりうる全て
の研究分野を対象とした学内助成制度です。早期の実用化・ 事業化を目指し、研究成果の実用性検証・向上
(PoC=Proof of Concept)を図る研究への費用助成、並びに助言等の支援を行っています。
本学内の産学連携シーズの発信
本学のシーズデータベース「東京大学産学連携(UCR)プロポーザル」を運営し、 学内研究者からの連携提案や事業化につながる研究成果について対外発信していま す。企業、地方公共団体等において、これらのシーズを活用した事業創生・社会実装 に関心をお持ちの際は、本サイトから連携希望が送信可能です。いただきましたお問 い合わせについては、弊部担当が研究者への橋渡しを行い、新たな連携研究創生や事 業パートナーシップの創出を支援します。
今後とも、本学の研究成果が、企業・地域でお持ちの多様な資源と融合しながら、社会の イノベーションへと結実するよう、様々な活動に積極的に取り組んでまいります。引き続き ご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。