東京大学アントレプレナー道場

2017年度 東京大学アントレプレナー道場(第13期)

東京大学アントレプレナー道場は、起業やスタートアップ(ベンチャー)について初歩から体系的に学ぶ一連のプログラムで、2017年度は下記のようなステップアップ式の4段階のコースを用意しています。単位不要の場合は、このWebフォームからの申込のみでどの時点からでも参加可能ですが、入門編、基礎編、応用編はそれぞれ、工学部共通科目「アントレプレナーシップI、II、III」としても開講します。工学部以外の他学部及び大学院生も受講が可能ですので、単位取得希望者はアントレ道場へのWeb申込に加えて必ず履修登録(詳細はページ下部「履修登録と聴講について」参照)をしてください。
(前のコースに参加していなくても各コースへの参加申込可能です。e.g.「アントレプレナーシップ・チャレンジ」のみ参加も可能)

・今年度のアントレプレナー道場は応募受付・書類選考を終了しました。
・アントレプレナーシップ・チャレンジ2017の審査結果はこちらへ。

コース概要

「起業論入門編(アントレプレナーシップI)」 4~5月

毎週起業家をゲスト講師にお招きして、起業の経緯やリアルな事業の現場、研究とビジネスの違いやキャリアとしてのスタートアップについてなどを学びます。

「起業論基礎編(アントレプレナーシップII)」 6~7月

事業計画作成と創業の基礎知識を講義形式で学びます。

「起業論応用編(アントレプレナーシップIII)」 9~11月

ワークショップ形式でビジネスアイデアを議論しながらスタートアップの思考法を学びます。ただし最大40名のクラスを予定しているため、参加希望者が多い場合には参加者を選抜することがあります。

「アントレプレナーシップ・チャレンジ」 9~11月

入門編~応用編で学んだ内容の集大成として、チーム制のビジネスプランコンテスト(11/5最終発表)を行います。最終発表までに専属のメンター(社会人アドバイザー)の指導の下、約2か月にわたって、皆さんのアイデアをブラッシュアップしていきます(応募者多数の場合選考あり)。上位入賞チームには正賞、副賞のほか海外渡航プログラム参加権が授与される予定です。メンターによる指導は「起業論応用編」と同時期に実施されます。片方のみの参加も可能ですが、アントレプレナーシップ・チャレンジ参加チームは起業論応用編との並行参加を強く推奨します。

・アントレプレナーシップ・チャレンジ2017の審査結果はこちらへ。

ゲスト起業家講師 

大学で行われていた研究や活動をもとにビジネスを立ち上げた起業家の皆さまにお越しいただきます。
 
滝野一征氏 清水信哉氏 鎌田富久氏 岩崎健一郎氏 網森
(株)MUJIN
滝野一征 氏
AgIC(株)
清水信哉 氏
TomyK Ltd.
鎌田富久 氏
H2L(株)
岩崎健一郎 氏
(株)Xenoma
網盛一郎 氏
関水康伸氏 河原 西鳥羽二郎氏 秋田 蔵原直美氏
(株)PROVIGATE
関水康伸 氏
(株)レトリバ
河原一哉 氏
(株)レトリバ
西鳥羽二郎 氏
(株)Digital Grid
秋田智司 氏
(株)Infostellar
倉原直美 氏
 

スケジュール

起業論入門編(アントレプレナーシップI)

時間:S1水曜6限(18:45~20:30)
場所:工学部2号館213講義室

毎週起業家をゲスト講師にお招きして、起業の経緯やリアルな事業の現場、研究とビジネスの違いやキャリアとしてのスタートアップについてなどを学びます。

第1回 4月5日(水)  「オリエンテーション」
      産学協創推進本部 教授 各務 茂夫 他
第2回 4月19日(水)   ゲスト講演:(株)MUJIN CEO兼共同創業者 滝野 一征 氏
       AgIC(株)  代表取締役 清水 信哉 氏
第3回 4月26日(水)   ゲスト講演:TomyK Ltd. 代表/(株)ACCESS 共同創業者 鎌田 富久 氏
第4回 5月10日(水)   ゲスト講演:H2L(株)    代表取締役 岩崎 健一郎 氏
       (株)Xenoma 代表取締役CEO 網盛 一郎 氏
第5回 5月17日(水)   ゲスト講演:(株)PROVIGATE 代表取締役社長 関水 康伸 氏
第6回 5月24日(水)   ゲスト講演:(株)レトリバ 代表取締役 河原 一哉 氏
       (株)レトリバ 取締役 リサーチャー 西鳥羽 二郎 氏
第7回 5月31日(水)   ゲスト講演:(株)Digital Grid 代表取締役CEO 秋田 智司 氏
       (株)Infostellar   代表取締役  倉原 直美 氏

 

起業論基礎編(アントレプレナーシップII)

時間:S2 水曜 6限(18:45~20:30)
場所:工学部2号館213講義室

事業計画作成と創業の基礎知識を講義形式で学びます。

第1回 6月7日(水)  「イノベーションの担い手はスタートアップ」
第2回 6月14日(水)  「誰にどんな価値を届けるか」
第3回 6月21日(水)  「勝ち残るための競争戦略」
第4回 6月28日(水)  「ビジネスプラン」「株式会社の仕組み」
第5回 7月5日(水)  「資金の集め方」
第6回 7月12日(水)  「ベンチャーにおける財務や会計の基本」
第7回 7月19日(水)  「会社設立時に用意すること」
 

起業論応用編(アントレプレナーシップIII)

時間:A1 水曜 6限(18:45~20:30)
場所:産学連携プラザ2階AB会議室

ワークショップ形式でビジネスアイデアを議論しながらスタートアップの思考法を学びます。ただし最大40名のクラスを予定しているため、参加希望者が多い場合には参加者を選抜することがあります。

第1回 9月27日(水)  「スタートアップのアイデア」
第2回 10月4日(水)  「ビジネスピッチの構成」
第3回 10月11日(水)  「スタートアップの成長戦略」
第4回 10月18日(水)  「カスタマーヒアリング」
第5回 10月25日(水)  「エレベータ・ピッチ」
第6回 11月1日(水)  「投資家の視点」
第7回 11月5日(日)  「アントレプレナー・シップチャレンジの聴講」

 

選考実施基準:受講希望者が40名を超えた場合には事前選考を行います

選考方法:下記の3点を考慮して選考します

1. アントレプレナーシップ・チャレンジへの応募の有無および合否
2. 受講希望レポート提出の有無およびその内容
3. 履修登録の有無

選考優先順位:

1. 履修登録の有無にかかわらず、応用編の受講を希望するアントレプレナーシップ・チャレンジ通過者は全員受講できます。
2. 履修登録の有無にかかわらず、アントレプレナーシップ・チャレンジに応募して通過しなかった応用編受講希望者の中から、受講希望理由レポートの内容により受講者を選抜します。
3. 上記1、2 の選抜後に人数の余裕がある場合には、チームを組むことができなかったためにアントレプレナーシップ・チャレンジへの応募ができなかった人の中から、受講希望理由レポートの内容により受講者を選抜します。
4. さらに人数の余裕がある場合には、履修登録者を優先させます。

 

選考スケジュール:

7月20日~8月27日:受講希望理由レポートの提出
9月初:選考結果の連絡
 

アントレプレナーシップ・チャレンジ(ビジネスプラン・コンテスト)

入門編~応用編で学んだ内容の集大成として(講義を受講していなくても同等の知識を備えていれば応募できます)、チーム制のビジネスプランコンテストを行います。最終発表までに専属のメンター(社会人アドバイザー)の指導の下、約2か月にわたって、皆さんのアイデアをブラッシュアップしていきます。(応募者多数の場合選考あり)上位入賞チームには正賞、副賞のほか海外渡航プログラム参加権が授与される予定です。

  • 最優秀賞(1チーム): 正賞+副賞(20万円)
  • 優秀賞(2チーム):  正賞+副賞(5万円)
  • 上位入賞チーム:    5日間の海外渡航プログラム参加(12月予定)

応募条件:

  • 本学の学生・ポスドクである
  • 「起業論基礎編」までと同等の前提知識がある
  • 2~4名のチームが編成できている
  • ビジネスプランを指定期間内に提出
  • アントレプレナー道場の「起業論入門編・基礎編・応用編」を受講していなくても応募できます

7月20日~8月27日:応募受付(ビジネスプランの提出)応募受付を締め切りました

9月初:選考結果の連絡(提出されたビジネスプランによる書類選考)応募者への選考結果通知を完了しました

9月14日(木):キックオフ、メンターとの顔合わせ

10月14日(土)~15日(日):集合研修@検見川セミナーハウス

11月5日(日):最終発表審査会

審査結果:
最優秀賞(1位) TARS「人類に新たな会話記憶方法を提供」
優秀賞(2位)  Swampdog「獣医解剖学向けMixed Reality教材」
優秀賞(3位)  Archileon「自走式3D-Printingロボットによる高自由度建築事業」
特別賞(次点)   ventus「BLOW-スポーツ界における電子トレカの発行・流通サービス」
特別賞(次点)     Mentor&Mentee「中国で社会人と大学生が繋がるようなプラットフォームを作ろう」

 

参加資格

東京大学に在籍する学部学生(教養課程、専門課程)、大学院生またはポスドクであれば学部・学科・研究科を問わず参加資格があり、参加時点で具体的な起業アイデアを保持している必要もありません。これまで第一期(2005年)から第十二期(2016年)までに2,300名以上の学生が受講し、100名近くの卒業生がその後起業するに至っています。

アントレプレナー道場は、参加者の前提知識に応じて、入門編、基礎編、応用編、アントレプレナーシップ・チャレンジのそれぞれだけに参加することも可能です。ただし、応用編は基礎編の内容に相当する知識を持っていることを、また、アントレプレナーシップ・チャレンジは基礎編や応用編に相当する内容を理解していることを、それぞれ前提としています。
 少しでも興味を持たれた方、どのコースから参加するか迷っている方は、まずは入門編にご参加下さい!
 

履修登録と聴講について

アントレプレナー道場の入門編、基礎編、応用編は、それぞれ、工学部共通科目「アントレプレナーシップI、II、III」としても開講します。工学部以外の他学部及び大学院生も受講が可能ですので、単位取得希望者はアントレ道場へのWeb申込に加えて必ず履修登録をしてください。単位取得不要の方は、アントレ道場Web申込のみで参加可能です。

全参加者共通:入門編のみの受講、基礎編と応用編のみの受講など組み合わせは自由です。また入門編と基礎編はコース途中からの申込と参加も可能です。

単位取得不要者:上記申込フォームの登録のみで参加可

単位取得希望者:上記申込フォームの登録+各科目の履修登録が必要

授業カタログ
  • 「起業論入門編(アントレプレナーシップI)」 学部 大学院
  • 「起業論基礎編(アントレプレナーシップII)」 学部 大学院
  • 「起業論応用編(アントレプレナーシップIII)」 学部 大学院

実行委員会

東京大学産学協創推進本部、(株)東京大学エッジキャピタル、(株)東京大学TLO、
東京大学協創プラットフォーム開発(株)

お問い合わせ:東京大学アントレプレナー道場事務局
e-mail: dojo at ducr.u-tokyo.ac.jp

東京大学アントレプレナー道場ロゴマーク

アントレ道場ロゴ  アントレ道場ロゴ(en)

デザインコンセプト

2つの曲線は「グローバル」と「アントレプレナー道場」を表し、道場から世界へ飛び出し活躍する学生を躍動感のある矢印で表現しています。

制作: 第9期東京大学アントレプレナー道場卒業生 小野 英理 氏


13期アントレ道場パンフ        13期アントレ道場ポスター